Bill Laswell & AXIOM Label (part.2)
Part.1で紹介したフリーペーパーは
94年に配布されたものだったので、それ以降にリリースされたAXIOMレーベルのタイトルについては当然
フォローされていません。
Bill Laswell率いるAXIOMレーベルの、94年以降の作品をここでは紹介していきます。
ここまでAXIOMレーベルからリリースされてきた、ジャズ、ファンク、ワールド系といった多岐にわたるジャンルのサウンドに
ディープなアンビエントミックスを施してコンパイルした2枚組アルバム。
ミックスはビル・ラズウェルを中心に、
テーリ・テムリッツや
The Orb、
テツ・イノウエも協力して手がけています。
伝説的レゲエミュージシャンである、
ボブ・マーリィのアンビエント・ダブ・リミックスアルバム。
ただし、ボーカルは全て排され(「ボブ・マーリィのヴォーカルをエディットすることは
許されないと思った」とビル・ラズウェル自身がコメントしていたはず)、全曲インストゥルメンタル。ビートを強調する「ダブ」というよりも
「アンビエント」色の強いサウンド。
トニー・ウィリアムズ、
デレク・ベイリー、ビル・ラズウェルの3者によるユニット
"Arcana" のファーストアルバム「
The Last Wave
」('96)に続いて、同じく "Arcana" 名義で録音された第2作(参加メンバーはビル・ラズウェル、トニー・ウィリアムズの他はファラオ・サンダース、
グレアム・ヘインズ、
バイアード・ランカスター、ニッキー・スコペリティス、バケットヘッド。デレク・ベイリーは今作は不参加)。
しかし、このアルバムの完成直前にトニー・ウィリアムズは
急逝。ビル・ラズウェルによる哀悼のメッセージは
落涙必至。
唯一無二のビートが貫くフリー・ジャズロック。
ここで、状況が変わります。
ここまでアイランド・レコード傘下にあったAXIOMレーベルは、これ以降、アイランドを離れPalm Picturesに移行。
このPalm Picturesは、そもそもAXIOMレーベル設立を支持していた、アイランド・レコード創設者のクリス・ブラックウェルが新たに興したレコード会社。
AXIOMの移行も必然、ということでしょうか。
タブラ・ビートとエレクトロサウンドの融合ユニットであるタブラ・ビート・サイエンスが2001年8月にサンフランシスコ・スターン・グローブ・フェスティバルで行った
狂熱のライブを、CD2枚組でフル収録!
エチオピアの女性シンガー、Gigiやインド系エレクトロニカユニット
Midival Punditz、
DJ Disk等も参戦して、
一触即発、白熱のビートの渦!
タブラ・ビート・サイエンスの、2002年サンフランシスコ・フィルモアでのライブ(上のライブCD盤とは
別のパフォーマンス・注意!)を12台のカメラでとらえた2枚組ライブDVD!
マルチアングル仕様の映像もあり、
神業的なタブラ演奏の手元をじっくりと鑑賞することも可能。
ビル・ラズウェルのライブパフォーマンスの映像自体が
非常に少ないので、その点でも貴重。